*gift*

繋留流産、胎盤遺残を経て無事出産へ

繋留流産手術1日前

今日はもともと仕事が休みだった。午後からの受診だったので、主人は午前は仕事に行き、午後は休みを取ってくれた。

流産が分かった日から昨日まで、4日間泣き続けたのもあって、この日は落ち着いていた。

費用を事前に問い合わせていたところ、手術前日は6,000円ほど、手術当日は15,000円ほどということだった。入院は一泊する必要はなく、当日の日帰り入院ということだった。ネットで調べたらピンキリで、10万円も覚悟していたけどその心配はいらなかった。

診察室で先生に「もしね、エコーを見て、やっぱり心拍が確認出来なかったら明日手術しようと思うんだけどどうだろうか?」と言われ「そのつもりで仕事も1週間休んでます」と伝えると先生も安心したようだった。

内診室へ行き、エコーを見る。覚悟が出来ていたので、心拍が停止しているのを再確認しても動揺はなかった。4日前は22.9mmだった赤ちゃんも今日は21.9mmに縮んでいた。

「じゃあ、子宮口を広げるためにラミセルを入れますよ」

「はい…」

ネットで調べた時に、これを入れるのが痛いという情報を得ていたので、覚悟はしていた。

していたけど…。

 

いってええええ!!!

 

脳天に響くような鈍痛。裂けるんじゃないかと思った。

「い、いだい…いだい…っ」

「あぁちょっと狭いんだね、ちょっと待ってね」

少し細めのものにしてくれたみたいだけどやっぱりそれでも痛くて、「いぃぃ」「いだだ…」と唸ってしまった。キリキリ、ぎりぎりと音がして、ドライバーでねじこまれるような、釘を打たれているようなそんな感じ。

「はい、終わったよ。診察室に移動してね」

「はい…」

激痛から解放されたものの鈍痛は続いていて異様な感じ。ネットで見たらこの時点で痛み止めを処方される人もいるみたいだけど、私は特になかった。

診察室に移動すると、待合室の主人も呼んでくれて流産の経緯を主人にも同じように説明してくれた。このときにフロモックス100㎎という抗生物質を渡されその場で飲んだ。あと1錠は21時に飲むようにと渡された。今夜22時以降は飲食禁止とのことだった。水もだめ。万が一口にしてしまった場合麻酔の方法が変わるので、その時は必ず申告するように言われた。

その後、明日の手術のために採血と心電図を測るというのでまた別室に案内された。心電図はただ横になって、パッチを胸に3枚、両腕に1枚ずつ貼って寝てるだけで終わった。採血は目を閉じてじっと受けてたけど、長いなと思ってチラ見したら試験管3本分取ってて「ひええ」と思った。

麻酔のための同意書みたいな紙を渡されて、明日記入して持ってくるよう言われた。血液型はわかるけど+とか-とかまでは分らなかったので、この採血の血液で調べてもらうことにした。

看護士さんから「流産手術を受ける方に」という小さな紙を渡された。そこに書いてあったこと。

1)明日9:00においでください。

2)朝食は絶対にいけません、牛乳もお茶も飲まないこと、空腹にしておかないと麻酔のかかった時、吐いて窒息の危険があります。

3)スカートかワンピースでおいでください。(これは消してあったけど、当日は一応スカートで行きました)

4)前夜はシャワーして清潔にし、睡眠を十分とってください。睡眠不足と過労の場合は、注意して手術をしても、事故の原因となることがあります。

5)口紅、マニキュアはとって、化粧はしないで麻酔中の顔色が分るようにしましょう。必ず爪を切ってきてください。

6)持ってくるもの

  ●生理用ショーツ1枚、ナプキン3枚

  ●貴重品はお持ちにならないでください。

  もし紛失しても責任はもちません。

7)手術後3日間は安静にしなければいけません。それができるよう準備しておきましょう。

8)手術が済んで麻酔が覚め、歩いてもふらつかなくなったら必ずもう一度みてもらってからお帰り下さい。

9)当日は自分で自転車や自動車を運転しないでください。

10)当日はお子様を連れて来ないでください。

以上の注意書き。

この日の会計は6,488円だった。大体想定内で安心した。

また夜泣くかなと思ったけど、ラミセル入れた痛みで気が紛れていたせいか、この日は泣かなかった。

22時の前に無性にアイスが食べたくなって滑り込みでアイスを食べた。でもあとからのどが渇いて後悔した。

この日は入浴禁止のためシャワーで済ませる。